--国内ではNTTドコモやニトリとも提携した
「営業職員が基軸であることに変わりはない。ただ、若年層の保険加入率が低下していている。若い世代を中心に保険ショップでの加入するケースが増えていて、大きな影響力を持ち始めている。この分野のシェアは低く、対応していかないといけない」
--インドの保険会社、アセットマネジメントの出資比率を引き上げる
「足元のインド経済はしっかりしていて、金融政策も成果が出ている。将来にわたって、人口構成、年齢構成を踏まえても保険ビジネスが相当大きくなる。その上で、これまでの成果、両社の信頼関係などを踏まえて出資比率を49%まで引き上げた。アジアは出資規制がある国が多い。規制が緩和されたときに、一つ一つ判断していく」
--今年の経済環境をどうみる
「地政学リスクでぶれることはあるかもしれないが、全体的に経済環境は改善していくだろう。米国は利上げしたが、日銀の金融政策と方向性が違うので、日本国債の低金利は続いていく。資産運用において、日本国債への投資は抑制せざるを得ない。特に、成長新規領域は、環境分野インフラ、ベンチャーに投資する。今後5年で最大1兆円まで積み上げたい」
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【プロフィル】筒井義信
つつい・よしのぶ 京大経卒。1977年日本生命保険入社。秘書部秘書役、長岡支社長、取締役総合企画部長、取締役専務執行役員などを経て2011年から現職。兵庫県出身。