【2016 成長への展望】住友重機械工業社長・別川俊介さん(61) (1/2ページ)

2016.1.12 05:00

 ■射出成型機 欧州でのシェアを拡大

 --足元の事業環境は

 「2015年度に3カ年の中期経営計画を1年前倒しする予定だったが、中国市況が悪化し諦めざるを得なくなった。昨年は建設機械で、主力の油圧ショベル販売が中国で半減するなど、非常に悪い年だった。大型減速機も鉱山機械の低迷で落ち込みが続いている」

 --どう対応するのか

 「建機については、減産体制を整備し、在庫を増やさないようにする。既に中国では、一週間のうち、生産を半分にしている工場もある。今は日本で外注していた仕事を中国に回している。人員削減は行っていないが、減産が続けば実施する可能性もある」

 --減速機の見通しは

 「中国だけでなく、南アフリカ、ブラジル、オーストラリアなど鉱山関係は、全て良くない。先行きが見えない状況だ。昨年、拠点の閉鎖や集約を行った。今後はほかの中南米の国にも販売を広げるなど、自助努力が必要になる」

 --射出成型機の販売が好調だ

 「鉄からプラスチックに変わる部品が増えており、ニーズが高まっている。スマートフォンや自動車、医療機器向けなど、用途が幅広い。8年前に買収したドイツのデマーグを通じて、欧州での販売が増加している。欧州のシェアを10%以上にしたい。今年は好調な北米の自動車向けの販売も伸ばしたい」

 --昨年、三菱重工業から産業用クレーン事業を買収した

 「産業用クレーンのラインアップが拡充し、シナジー(相乗)効果が期待できる。現在の売上高は410億円だが、2~3年で500億円を目指したい」

 --1年先送りして16年度が最終年度となる中計の収益目標は、達成できるのか

 「受注は見込めており、売上高7000億円と営業利益525億円は達成したい。安定的に3年間、売上高7000億円を維持するのが大事だと考えている。その上で、次の成長を目指す」

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