【Bizクリニック】お泊りデイサービス増加の理由 (1/2ページ)

2016.1.12 05:00

 □日本介護福祉グループ代表取締役・藤田英明

 介護保険法に基づく通所介護サービスに加え、夜間に介護保険適用外の介護サービスを提供する「混合介護」の事業形態を「お泊まりデイサービス」という。小規模通所介護(10人定員)が中心で、費用も1回当たり500~2000円と安価。その事業所数は5000カ所を超え、全国の通所介護事業所の1割以上が夜間の介護サービスを提供しているとみられる。

 お泊まりデイサービスが増えたのは、介護保険制度内での各種サービスが利用者やその家族のニーズを満たしきれていないからと思われる。

 例えば、特別養護老人ホーム(特養)の入所待ちの問題がある。特養に入所すれば、多床室の場合、1カ月6万円程度の費用負担で済むこともあるが、数年間待つ必要がある。その間、ショートステイを活用するという方策はあるものの、事業所自体が少なく、予約を取ることが非常に困難だ。予約が取れたとしても、滞在は30日までと法律で定められている。また、多くは施設系サービスの特養と同一建物内に併設されているにもかかわらず在宅系サービスであるため、利用者が通い慣れたデイサービス事業所と異なる所に泊まることになり、不安や孤立を感じさせてしまう面があることは否めない。

 一方、デイサービスや訪問介護、宿泊を組み合わせた「小規模多機能型居宅介護」というサービスもある。しかし、(1)包括報酬制のため利用コストがショートステイに比べて高い(2)定員制・登録制であるため受け入れ人数に限りがある(3)地域のケアマネジャーから施設内ケアマネジャーへの移行が必要(4)事業所の開設要件が非常に厳しく、施設数が極めて少ない-などの点が利用の妨げとなっている。

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