13日、日経平均株価が今年初めて大幅上昇し、全面高となった中、SMAP解散報道で関連銘柄の明暗は分かれた。SMAPとレーベル契約するビクターエンタテインメントの親会社、JVCケンウッドは数少ない下落組となった。
13日の日経平均株価の上昇率は2・88%。前日311円で引けたJVCケンウッドは、市場全体の上げ基調に乗って午前10時すぎにはこの日の最高値318円と2・25%高までつけた。しかし、その後は値を下げ、取引終了時には前日比1円安の310円。解散が現実となれば、ビクターの売上高が急減する可能性を嫌気したもようだ。
一方、メンバーをCMに起用する各社の株価は影響は見受けられない。トヨタ自動車が2・93%、セブン&アイ・ホールディングス(HD)が2・55%、アサヒグループHDが1・29%などと、いずれも値をあげた。
SMAPのレギュラー番組「SMAP×SMAP」を放映するフジ・メディア・HDも1・97%上昇した。