【北海道発 輝く】清水勧業 資材販売の経験生かし自社製品開発に力 (1/5ページ)

2016.1.14 05:00

清水勧業とイリスが共同開発した「1/fゆらぎ」のシャンデリア=北海道小樽市の朝里クラッセホテル

清水勧業とイリスが共同開発した「1/fゆらぎ」のシャンデリア=北海道小樽市の朝里クラッセホテル【拡大】

  • 昨年11月に稼働した、清水勧業の新社屋=札幌市中央区

 去年の大みそか、世界最大級のイルミネーションが飾りつけられたハウステンボス(長崎県佐世保市)で恒例のカウントダウンイベントが開かれた。その観客通路の両側に発光ダイオード(LED)を点滅させた「誘導コーンバー」が設置された。華やかなイルミネーションに埋もれることもなく、バーの中をLEDの光が流れるように点滅し、大勢の観客をスムーズに導いた。開発したのは電設資材や産業用資材などを販売する、清水勧業(札幌市中央区)だ。各種資材などの販売経験をベースにニーズを掘り起こし、多彩なアイデアを形にして全国に発信する“ものづくり”の新規事業に取り組んでいる。

 コーンバーは社員のアイデアを基に、工事現場や大型イベントでの人の誘導を目的として、北海道立総合研究機構北海道工業試験場(道総研道工試)と共同開発した。渡辺洋人社長は「試作品としてモニタリング中で、今年中の発売を目指したい」と話す。

 白色LEDを使い、単2のアルカリ電池なら8本で約18時間点滅が続く。工事現場などで使われる赤色の三角コーンの上に載せ、コーンを並べて誘導路をつくる。開発担当の野田英樹執行役員は「ハウステンボスなどのモニタリング結果を検討して、ニーズに合わせた製品化とともに、バリエーションも増やしたい」と意欲的だ。

 ◆公共事業減で危機感

 清水勧業は戦後間もない1947年、北海道十勝清水町で電柱などの木製資材、家具を製造販売する「清水木材工業」として設立。電力、通信などの工事会社へ機械工具や防具・安全具などを販売して業績を伸ばした。53年に本店を札幌に移転。59年には現社名に変わり、電気関係機械工具メーカーの総代理店となった。ところが90年代のバブル崩壊以降、電力向けの仕事や公共事業が徐々に減ったことから危機感を抱き、2003年に「商品開発委員会」を設け自社製品開発に乗り出した。

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