ヘアケア大手のスヴェンソン(東京都港区)は、高齢になっても自立して日常生活が送れる「健康寿命」の増進について、卓球競技を通じた支援活動に取り組む。医療機関などと設立した一般社団法人による啓蒙(けいもう)・普及活動を推進する一方、一昨年スタートした卓球スクール事業の展開を加速し、健康寿命増進につなげる。
同社は卓球関連事業を主体としたヘルスケア事業を、主力のかつらやウィッグなどヘアケア事業に次ぐ事業の柱に位置付けている。2009年12月に卓球用品の老舗メーカー、ヤマト卓球を買収したのに続き、14年7月には全額出資で卓球スクール「TACTIVE」を運営するタクティブ(同区)を設立し、ヘルスケア事業に乗り出した。
卓球スクールは第1号の自由が丘店(同目黒区)を14年9月、15年9月に町田店(同町田市)をオープンしたのに続き、2月をめどに、3番目となる横浜店(仮称)を開設する。