核燃料を遠隔操作で取り出し 東電と東芝が設備公開

2016.1.18 20:13

福島第一原発3号機の使用済み燃料プールでがれきなどを撤去するため、東芝が開発した遠隔操作機器=18日、横浜市鶴見区の東芝京浜事業所(伴龍二撮影)

福島第一原発3号機の使用済み燃料プールでがれきなどを撤去するため、東芝が開発した遠隔操作機器=18日、横浜市鶴見区の東芝京浜事業所(伴龍二撮影)【拡大】

 東京電力と東芝は18日、東芝の京浜事業所(横浜市鶴見区)で、福島第1原発3号機の使用済み燃料プール内のがれきや燃料を遠隔操作で取り出す新型設備を公開した。昨年末までに操作訓練を終了しており、今後は燃料プール内に設備を据え付け、平成29年度から取り出し作業を始める。

 3号機は、原子炉建屋の上部が水素爆発で破損し、燃料プール内や燃料交換作業が行われるオペレーションルーム上にがれきが堆積している。

 東芝が開発した設備は、大型の燃料取り扱い機とクレーンで構成。22台のカメラが設置され、遠隔でがれきを撤去し、使用済み燃料を取り出す。

 燃料取り扱い機には、2本のアームと治具が搭載され、がれきをつかんだり、ケーブルを切断したりできる。使用済み燃料をプールから引き上げる装置も取り付けた。

 クレーンには、使用済み燃料に蓋をする装置が搭載され、原子炉建屋の地上階まで輸送する役割を担う。

 プール内は放射線量が高いため、人が作業を行うことができない。東電は29年度から2年かけて燃料プール内の使用済み燃料の取り出しを終えたい考えだ。

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