トヨタ自動車は18日、下肢まひの患者らの歩行練習などを助けるリハビリ用ロボットを、平成29年をめどに実用化する方針を明らかにした。トヨタは高齢者らの移動を支援するロボットなどを開発しているが、実用化は第1弾となる見込み。リハビリ用を皮切りに実用化を進め、ロボットを中核事業のひとつに育成する。
実用化を目指すのは「歩行練習アシスト」「バランス練習アシスト」。トヨタが技術開発で培った高精度モーターやセンサーを活用し、脚部をつり上げることなどでリハビリの負担を軽減。自立歩行が困難な患者でも、自然な歩き方を回復するよう支援する。