炭素繊維量産で価格半額へ NEDO、基礎技術を確立

2016.1.22 05:00

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、軽くて丈夫な素材として注目される炭素繊維を少ないコストで大量生産するための基礎技術を、世界で初めて確立した。今後10年程度で実用化して繊維の価格を今の約半分に抑え、自動車の車体への利用を目指す。

 NEDOによると炭素繊維は、重さが鉄の4分の1だが、10倍の強度を持つ。航空機や自動車のボディーのほか、商船のスクリューなどに使われ始めており、軽量化による燃費向上と二酸化炭素(CO2)排出削減に役立っている。

 新技術は、NEDOと東大を中心に、東レや帝人、三菱レイヨンといった素材メーカーなども加わって共同開発した。

 繊維を空気中で長時間加熱する工程を省くことができるため、製造に必要なエネルギーとCO2排出量を従来製法の約半分に減らせる。現在、製造ライン当たり年間2000トンが限界の生産量は、10倍の2万トンに増やせるという。

 この技術が実用化されれば、飛躍的に軽い自動車の普及につながる。低コストを維持しつつ、実際の生産に対応できるようにすることが課題だ。

 自動車以外にも応用分野を広げるため、より太く強度の高い炭素繊維をつくる研究も進める。

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