JR東海社長に聞く 「リニア同時開業は難しい」「新幹線が米国で走れば…」 (2/3ページ)

2016.1.22 06:23

JR東海柘植康英社長

JR東海柘植康英社長【拡大】

 --リニア中央新幹線は27年名古屋開業、45年大阪延伸の計画だが、「同時開業」を求める声も大きい

 「名古屋以東、以西とも工事に10年以上を要する。その前の環境影響評価だけで3年かかるし、今から始めても15、16年が必要だ。同時開業は物理的に難しい。日本の大動脈が東名阪であることは間違いなく、繰り上げられれば望ましいのは確かだが、民間企業として、経営を圧迫してまでやれない」

 --新幹線方式を採用した米テキサス州の高速鉄道計画に、日本の官民ファンドが出資を決めた

 「開発を担う地元企業『テキサス・セントラルパートナーズ』に対し、システム開発や土木構造物の設計など技術支援を始める。軌道や信号など各分野の技術者ら約20人を送る。17年着工、21年以降の開業に向け、まずは新幹線の安全基準や環境影響評価を承認してもらうことが第1のステップ。新幹線が実際に米国で走れば、今後の海外展開への効果も期待できる」

米国ではリニアモーターカーの計画もある

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