【2016 成長への展望】日本製紙社長・馬城文雄さん(62) (1/2ページ)

2016.1.25 05:00

 ■「紙頼み」脱却へ売電事業経営迅速化

 --紙の国内出荷量が昨年11月まで20カ月連続で前年を割り込み、過去最長を更新している

 「新聞・出版向けが構造的な要因で減少している。それは(昨年初めに)想定した通りだが、期待ほど国内景気が盛り上がらなかったのは予想外だった」

 --昨年の経営を振り返って

 「100点満点でいえば50点ぐらい。昨年11月の中間決算発表時に2016年3月期の通期業績予想を下方修正せざるをえなかった点はマイナスで、何とかふんばっている感じだ。一方、資産売却などを通じ、財務改善や資産効率向上で一定の成果を挙げた。今後はいかに利益を増やすかが課題だが、言い換えればまだその程度のレベルということだ」

 --段ボール原紙事業で特殊東海製紙と提携した

 「今年10月をめどに特種東海製紙の島田工場(静岡県島田市)に33.4%以上50%未満の範囲で出資するほか、営業部門を統合する。島田工場には経験があり、品質面の強みもある。ノウハウを持ち寄れば、コストダウンを含めもっとやれる。他の製品分野でもシナジー(相乗効果)を追求できるか模索していく」

 --海外事業強化が課題だ

 「既存事業改善の一環で、中国の段ボール原紙メーカー、理文造紙の保有株を昨年夏までにすべて売却した。(業績低迷が続く子会社の)オーストラリアンペーパーは、古紙を原料にパルプを作る設備を入れ、環境配慮型商品の品ぞろえを増やしている。一方、主要進出先のタイでは、紙の加工など川下に事業を広げる方向でM&A(企業の合併・買収)を検討している」

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