米フォードが日本撤退 昨年の販売台数、ピーク時の4分の1 収益性見込めず (1/2ページ)

2016.1.26 18:48

米フォード・モーターの新型車。日本市場から撤退する(小雲規生撮影)

米フォード・モーターの新型車。日本市場から撤退する(小雲規生撮影)【拡大】

 米自動車大手フォード・モーターは25日、今年末までに日本市場から撤退すると発表した。“アメ車”ブームなどで1990年代には2万台以上を売り上げることもあったが、昨年の販売台数は4分の1程度まで落ち込んでいた。撤退に踏み切った背景には、商品やブランド力を強化する日本車やドイツ車との販売競争で劣勢が続いていたことに加え、フォード全体の世界戦略がある。(田村龍彦)

 フォードは日本とインドネシアからの撤退発表に際し「競争力を維持できない地域で、収益性が見込めない事業から積極的に撤退する方針を進めている。経営資源を他の市場へ集中させていく」とコメントした。

 日本では年内に約50の販売店を閉鎖し、輸入と販売を停止する。日本で行っていた製品開発も他国の拠点に移す。日本法人の従業員約290人は解雇される見込みだ。

 フォードは日本では96年に過去最高となる2万244台を販売した。だが、ここ数年は5千台以下で低空飛行が続いていた。

 業界関係者は「アメ車やSUV(スポーツ用多目的車)のブームで好調だった頃から変わらずやってきたが、お客さんも他社も変わったため」と指摘する。

 2000年代に入り、日本の消費者は燃費への意識を強め、日系メーカーのハイブリッド車(HV)が大きくシェアを伸ばした。

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