JFEホールディングスは29日、2016年3月期の連結最終利益見通しを、昨年10月時点で予想した500億円から、250億円に引き下げた。主力の鉄鋼事業で、景気減速と過剰設備に苦しむ中国メーカーが東南アジアなどへ安値攻勢をかけ、そのあおりを食う形で輸出採算が悪化した。売上高は3兆6600億円から3兆4200億円、営業利益は1200億円から900億円にそれぞれ修正した。
同時に発表した15年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比9.6%減の2兆5480億円、最終利益は64.9%減の373億円だった。