トヨタのかんばん方式、課題浮き彫り 生産効率の追求が「もろさ」に (1/2ページ)

2016.2.2 06:24

 トヨタ自動車が国内全工場で約1週間の生産停止を決めたことは、生産効率の追求と、安定した供給網(サプライチェーン)の確保を両立することの難しさを改めて示した。

 必要な量の部品を適時使うトヨタの「かんばん方式」は、生産現場の在庫など無駄を徹底的になくして業績拡大につながった。だが、一部部品の生産が滞れば供給網全体に影響が及び、生産効率が犠牲になる「もろさ」への対応という課題も残る。

 トヨタが東日本大震災時に生産を停止したのは、被災工場からの部品供給ストップや、一部交通網の寸断で輸送が滞ったことが要因だった。

 しかし今回、愛知製鋼が代替ラインで生産を進め、神戸製鋼所など他社へも生産委託する。特殊鋼の一部製品は代替生産が難しく発注から納品までに要する時間を考えると「納期が厳しい」(関係者)とするが、一定の部品供給は維持している。

それでも生産停止に踏み切るのは…

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