インターネットによる家探しが一般的になっている中で、大手不動産物件検索サイトが掲載物件数で激しい競争を繰り広げている。産経メディックスが直近の1月23日に調査した結果、賃貸、新築マンション、中古マンション、戸建新築、戸建中古の5つのカテゴリー物件数の総数で「HOME’S」が665万9357件でトップ、2位が「SUUMO」の636万2005件、3位が「いい部屋ネット」の310万件だった。
「HOME’S」「SUUMO」の上位2社は、1年前は500万件台だった物件数が600万件を超え、大手ほど掲載物件数の増加が加速していることが分かる。
1位の「HOME’S」は不動産会社の加盟件数を2015年3月1万1862店から15年9月には1万6777店に増やしている。同社の料金モデルは、物件への問い合わせ数に応じて加盟店に利用料を課金する問い合わせ課金方式を取っている。これにより不動産会社の「HOME’S」への掲載ハードルが下がり、結果的に物件数の増加につながっているとみられる。