スマホ広告事業を展開しているサイバーZなどの試算では、16年のスマホゲーム市場規模は3年前の1.5倍の8238億円と成長は続く。だが、ヒットすれば大きな収益が見込めることから、新規参入が相次ぎ、競争が激化しているようだ。ガンホーは今後、海外事業や他のゲームを中心に成長戦略を描く。会見で、森下社長は「2年以上続くタイトルはひと握り。飽和して厳しい市場になった」と述べた。
またガンホーは2日、孫泰蔵会長が代表権のない取締役に退くと発表。3月22日に開く株主総会後の取締役会で正式決定する。会社側は「一身上の都合を理由に申し出があった」と説明している。孫会長はソフトバンクグループの孫正義社長の弟。