旭化成は4日、2015年4~12月期の連結決算を発表し、子会社の旭化成建材(東京)によるくい打ちデータ改ざん問題関連の12億円を含む計117億円の特別損失を計上したと発表した。
売上高は前年同期比1・5%減の1兆4483億円、純利益は18・8%減の717億円だった。
くい打ち問題の損失は、改ざんが見つかった全国のマンションなど360件の物件で、建物に問題がないかどうかを調査した費用などを含む。
データ改ざん発覚後、くい打ち関連の受注や一戸建て住宅の宣伝活動を自粛していた。ただマンション事業などが好調で、住宅事業全体では堅調だった。