旭化成、損失12億円計上 くい打ちデータ改ざんで

2016.2.4 13:52

 旭化成は4日、2015年4~12月期の連結決算を発表し、子会社の旭化成建材(東京)によるくい打ちデータ改ざん問題関連の12億円を含む計117億円の特別損失を計上したと発表した。

 売上高は前年同期比1・5%減の1兆4483億円、純利益は18・8%減の717億円だった。

 くい打ち問題の損失は、改ざんが見つかった全国のマンションなど360件の物件で、建物に問題がないかどうかを調査した費用などを含む。

 データ改ざん発覚後、くい打ち関連の受注や一戸建て住宅の宣伝活動を自粛していた。ただマンション事業などが好調で、住宅事業全体では堅調だった。

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