トヨタ自動車は5日、平成28年3月期連結決算の予想を上方修正し、最終利益が前期比4・4%増の2兆2700億円になると発表した。従来予想から200億円上振れし、グループの世界販売台数も5万台上方修正して1005万台になる見込み。
売上高は1・0%増の27兆5千億円、本業のもうけを示す営業利益は1・8%増の2兆8千億円と従来予想を据え置いた。いずれも過去最高になる見込み。ただ、愛知製鋼の爆発事故で8日から13日まで国内組立工場の稼働を休止する影響は織り込んでいない。
この日発表した27年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比6・5%増の21兆4313億円、営業利益が9・0%%増の2兆3056億円、最終利益は9・2%増の1兆8860億円と、いずれも同期として過去最高を更新した。