ビール大手4社の1月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)販売が10日、出そろった。キリンビールは前年同月比28%減と大幅に売り上げを落とした。残る3社はプラスだった。キリンは昨年1月に発売した第3のビール「のどごしオールライト」の反動減と、昨年末の積極的な営業活動による流通在庫の拡大により落ち込んだ。
残る3社のビール類販売数量はアサヒビールが2%増、サッポロビールが0・2%増、サントリービールが約3%増だった。
アサヒは主力のビール「スーパードライ」が2・2%減となったものの、第3のビール「クリアアサヒ」の伸びで補った。サッポロは主力のビール「黒ラベル」が前年を下回ったものの、高価格帯ビール「エビス」が41・5%増と大幅に伸びた。サントリーは第3のビール「金麦」の販売が堅調だった。