司馬遼太郎没後20年 今こそ響く「この国のかたち」 NHKが2夜連続特番 (2/3ページ)

2016.2.11 17:07

執筆中の司馬遼太郎(司馬遼太郎記念財団提供)

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  • 大河ドラマ「国盗り物語総集編前編」から。織田信長(高橋英樹、左)と濃姫(松坂慶子)=(c)NHK

 制作スタッフが同書を読み込む中で、日本人を特徴付けるものとして、2つの“柱”が浮かび上がった。それは、「外国からの異文化の取り込み」と「日本人の内面を作る精神」だったという。

 このうち、前者である「外的要因」に焦点を当てたのが13日放送の第1集「“島国”ニッポンの叡智(えいち)」だ。司馬は同書の冒頭で、友人の書いた言葉として、「日本人は、いつも思想はそとからくるものだとおもっている」という一節を引用。これを取っかかりに、海の向こうから来る普遍的な文化への憧れが、強い好奇心や独自の文化を導く原動力となったのでは-と指摘した。

 番組ではその一例として、今も壱岐(長崎県)に残る「異国崇拝の風習」を紹介。さらに、日本人独特の宗教観に迫るべく、東大寺(奈良県)に伝わる「神仏習合の儀式」などを取り上げる。

「今の日本が国際的、経済的に自信を失っている」

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