USJ沖縄進出撤回を検討 親会社コムキャスト、採算に慎重姿勢

2016.2.19 05:00

 大阪市の米映画テーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の運営会社が、沖縄県での新たなテーマパーク計画について撤回を含め検討していることが18日、分かった。親会社の米メディア大手コムキャストが採算に慎重な姿勢を示しているためで、巨額の投資に見合う集客が見込めるかどうかを判断する。

 USJ運営会社はこれまで、沖縄美ら海水族館がある人気観光スポットの海洋博公園(沖縄県本部町)を中心に新パークを検討。昨年7月にはグレン・ガンペル前最高経営責任者(CEO)が沖縄県庁を訪れ、翁長雄志知事へ実現に協力を求めるなど地元との調整も進んでいた。

 ただ昨年11月にコムキャストがUSJ運営会社を買収。CEOに就いたコムキャスト出身のジャン・ルイ・ボニエ氏は2月1日、就任後初めての記者会見で、沖縄の新パークについて「社内で議論、分析している」と述べるにとどめていた。

 沖縄での新パーク計画は、USJが手狭になる中で運営会社のさらなる成長戦略として浮上。映画ではなく自然をテーマにし、2020年までの開業を目指していた。

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 菅義偉官房長官は18日、USJの運営会社が沖縄県でのテーマパーク計画の撤回を検討していることに関し「USJ側から何も聞いていない。政府として計画を全面的に支援したいという方針に変わりはない」と述べた。撤退の可否は「民間の判断だ」との見方も示した。

 政府は2016年度予算案に沖縄振興策として、USJ誘致に向けた1億2000万円の事業を盛り込んでいる。

 菅氏は、政権交代後に沖縄の観光は大きな伸びを示していると主張し「引き続き観光を中心に沖縄振興を応援していきたい」と話した。

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