マイナス金利、生保の経営圧迫の恐れ 体力勝負の様相も (1/2ページ)

2016.2.19 20:45

マイナス金利の影響を危惧する生命保険協会の筒井義信会長=19日午後、東京都中央区(飯田耕司撮影)

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 日銀が導入したマイナス金利で、生命保険各社が苦境に立たされる恐れが出てきた。顧客から預かった保険料の運用が一層困難になると見込まれるほか、一部商品の保険料値上げにより顧客離れが懸念されるためだ。また高利回りの外国債券での運用は不安定な外為相場が逆風となる。業界からは「長引けば体力勝負の様相が強まり、再編機運が高まる」との声も上がる。

 「日本国債を中心とする運用はもはや困難」

 生命保険協会の筒井義信会長(日本生命保険社長)は19日の会見で、マイナス金利の影響について危機感をあらわにした。

 預かった保険料の3~4割を20~30年の日本国債で運用する生保会社は、かつての高金利時代の国債を多く保有しており、ただちに経営危機には直結しない。債券への投資額の平均回収期間は約15年で、仮に5年間低金利が続いても、影響は3分の1程度にとどまるからだ。

 ただ、低金利が長期化すれば、償還期限を迎えた高利回り国債の切り替えにより、金利の低い国債の保有割合が増える。生保大手幹部は「経営にボディーブローのように効いてくる」と打ち明ける。

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