電機連合、今春闘の「統一闘争」から東芝・シャープの離脱を正式承認 

2016.2.22 20:12

電機連合の第1回中央闘争委員会では、東芝、シャープの労組の離脱が正式に了承された=22日、東京都港区(宇野貴文撮影)

電機連合の第1回中央闘争委員会では、東芝、シャープの労組の離脱が正式に了承された=22日、東京都港区(宇野貴文撮影)【拡大】

 電機メーカーの労働組合でつくる電機連合は22日、第1回中央闘争委員会を開き、経営再建中の東芝とシャープの両労組が、今春闘の「統一闘争」から離脱することを正式に承認した。東芝の離脱は初めて。シャープは4年連続の離脱となる。

 有野正治中央執行委員長は、平成28年春闘について「取り巻く環境の急変、業績のばらつきが大きいことから難しい交渉となる」と指摘。一方で「電機労使が果たすべき社会的役割を、これまで以上に求められる闘争だ」とし、3年連続のベースアップ(ベア)実現に意欲を示した。

 日立製作所やパナソニック、三菱電機、富士通、NECなどの各労組は18日までに要求書を提出。ベア要求は月3千円とし、昨年の要求(月6千円)から水準を引き下げた。3月16日の一斉回答に向けて、今後、労使交渉が本格化する。

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