【フロントランナー 地域金融】気仙沼信用金庫 復興・産業再生へ支援(7) (1/2ページ)

2016.2.24 05:00

 ■農業断念の土地活用し新事業

 気仙沼信用金庫は、地域の復興の要として新たな産業育成にも力を入れている。例えば、農業生産法人「サンフレッシュ小泉農園」が手掛ける大規模ハウスでのトマト養液栽培事業の立ち上げ支援だ。

 同法人は宮城県気仙沼市本吉町の小泉地区で被災した3人の農家が設立。事業立ち上げの中心となった今野圭市社長は、震災の数年前からトマトの養液栽培に興味を持っていたという。

 養液栽培は土を使わず、肥料を水に溶かした培養液を使う栽培方法。トマトの養液栽培には大規模ハウスを建設するために2~4ヘクタールの広大な敷地が必要とされたが、小泉地区は稲作が盛んなうえ小規模な生産者が多く、当時は「まとまった建設用地を確保することが難しい状況だった」(今野氏)。

 そんな中で震災が起こり、水田地帯は大津波にのみ込まれ、小泉地区の農家は営農基盤を失った。震災後、気仙沼市が小泉水利組合に所属する農家に今後の土地利用についてアンケートを行うと、大半の農家が廃業を検討していた。高齢化や後継者難など従来の課題に、農機具や農業施設が津波で流されてしまったことが重なり、営農再開が困難になっていたからだ。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。