【春闘インタビュー】「中小の最低賃金上げ、正規雇用が大事」 三宅一男・東京中小企業家同友会代表理事

2016.2.26 21:30

東京中小企業家同友会の三宅一男代表理事=東京都千代田区(松村信仁撮影)

東京中小企業家同友会の三宅一男代表理事=東京都千代田区(松村信仁撮影)【拡大】

 平成28年春闘では、中小企業による賃上げの動きがどこまで広がるのかに注目が集まる。大企業との格差を少しでも是正し、消費の本格回復への一歩につなげることができるのか。東京中小企業家同友会の三宅一男代表理事に聞いた。

 --過去2年の春闘では大企業と中小企業の賃上げ水準の差が拡大したが

 「格差の縮小があるべき姿だが、その方向に向かっているとは思えない。むしろ広がっているのが現状だ。その要因は景気の不透明感が強まっている点。例えば超低金利を背景に金融機関から『お金を貸す』とアプローチされても、需要の先行きが見えないため、使い方が分からず見送っているのが、中小企業を取り巻く一般的な流れだ。金融緩和が企業業績の向上にリンクするのか、疑問に感じている」

 --慢性的な人手不足が春闘に与える影響は

 「建設関連業界では職人の引き抜きが活発に行われている。人手不足は深刻だ。人材を確保できなければ立ち枯れとなるだけに、労働力の確保に向けては賃金を上げざるをえない。そのプレッシャーは大きい」

 --賃金体系や働き方に対する東京中小企業家同友会の姿勢は

 「経営的には厳しいが、最低賃金をもっと上げる必要があるというのがわれわれの主張。働き方の改革も必要で、正規雇用という姿を追求することが大事だ。こうした考えに基づき、しっかりとした経営を行った上で給料を支払い、需要の底上げにつなげていくことが経済の王道だと認識している」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。