九州最大の地方銀行グループ、ふくおかフィナンシャルグループ(FG、福岡市)と、長崎地盤の十八銀行(長崎市)は26日、2017年4月の経営統合に向けて協議することで基本合意したと発表した。統合後の連結総資産は単純合算で約18兆7000億円に上り、国内の地銀グループで首位となる。
麻生太郎金融担当相は同日の閣議後の記者会見で、地域経済にプラスになり「いいことだと思う」との見方を示した。
人口減少を背景にした地域経済の先細りで、地銀の経営環境は厳しさを増している。日銀のマイナス金利導入で資金運用に影響が出る可能性もあり、再編で生き残りを目指す動きが加速しそうだ。