同店では「人気商品」という意味の中国語の張り紙に加え、1月からは商品の特長や使い方を中国語で手書きした説明文も張り出した。劉さんは「個人客は質の良さや評判を説明すると、買う予定ではなかった商品も買ってくれる」と手応えを感じている。
実際に商品を買った人のネットでの書き込みを意識して、メーカーも店頭での宣伝に力を入れる。
小林製薬は、海外でも人気の高い、額に貼る「熱さまシート」の売り場に、冷却シートとして日本でシェア1位であることを強調した広告を掲示。ライオンは昨年秋から解熱鎮痛剤や目薬、ニキビ薬などの商品を中国語で説明するサイトを携帯電話に表示できる2次元コードを売り場に掲示する取り組みを始めた。
一部企業では、外国人観光客が多く来店するドラッグストアに中国語が話せるスタッフを配置している。