認知症リスクに備える保険続々 損保大手が補償対象拡大 (2/2ページ)

2016.3.1 22:55

 個人賠償責任保険は自動車保険や火災保険の特約として扱われる保険で、年間の保険料は1千~2千円程度。保険金額は1億円以上で、「家族の誰か」が第三者に損害を与えた場合に賠償金を補償する。東京海上日動は今年10月に、損保ジャパン日本興亜も平成28年度中に同様の改定を行う方針だ。

 生命保険大手も認知症を抱える家族の支援に乗り出した。太陽生命保険は1日、認知症と診断され、時間や場所、人物のいずれかを認識できない症状が180日間続いた場合、最高300万円の一時金を支払う保険の販売を開始した。認知症の進行を遅らせる治療の費用や、介護費などに役立ててもらう狙いだ。

 厚生労働省の推計によると、65歳以上の認知症患者は24年時点で約460万人。37年には1・5倍の700万人に達する見通しだ。

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