日産やトヨタなど、英国のEU離脱を懸念 生産拠点に新たなリスク (2/2ページ)

2016.3.5 07:05

日産自動車の英サンダーランド工場。2015年1月にはチャールズ皇太子(左)が視察に訪れた
日産自動車の英サンダーランド工場。2015年1月にはチャールズ皇太子(左)が視察に訪れた【拡大】

 輸出入の際の関税や税関などの手続きの煩雑化、物流コストの上昇が予想されるほか、車の安全や環境などに関する規制や認証も他のEU諸国と統一されなくなる可能性がある。

 英国で昨年約12万台を生産したホンダも「離脱すればどういう影響が出るか不透明だ」と打ち明ける。

 欧米メーカーも懸念を示しており、英国に製造拠点を持つ自動車メーカーや部品会社で組織する英自動車工業会(SMMT)は3日、記者会見を開き、英国がEUを離脱すれば、生産コストの上昇は避けられないとして残留を要請した。

 SMMTが会員企業を対象に実施した調査では、77%が「英国はEUにとどまった方がよい」と回答。離脱すれば英自動車産業の80万人の雇用が、危機にさらされることになるという。

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