米インターネット検索大手グーグルは4日、本人が望まない個人情報を検索できないようにする取り組みを欧州で強化すると発表した。ドイツやフランス、英国など欧州各国向けのグーグルサイトで削除された個人情報を、米国向けのグーグルサイトを使えば検索することができるが、来週からできないようにする。
欧州の規制当局と協議して決めた。
個人が望まない情報などを検索できないようにすることは「忘れられる権利」といわれる。欧州連合(EU)司法裁判所は、所有不動産を競売にかけられた情報の削除を求めたスペイン人男性の訴えを2014年に認めた。(共同)