東芝、子会社売却で財務改善に一定効果 経営再建なお課題山積 (1/2ページ)

2016.3.10 07:12

東芝本社=東京都港区(宮崎瑞穂撮影)

東芝本社=東京都港区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

 東芝は、医療機器子会社の東芝メディカルシステムズの売却で、6000億~7000億円程度の利益が見込めることになり、経営再建に向けて一定の前進が期待される。特に、今月末に自己資本比率が2.6%と、債務超過寸前まで悪化する財務体質がある程度改善されることは救いだ。ただ、虎の子といえる黒字子会社を手放す一方、主力の記憶用半導体と原子力の両事業の収益性は不安定さが続くほか、他のリストラには遅れもみられ、前途は依然、多難だ。

 東芝の2016年3月期の業績見通しで、主要5部門のうちただ一つ、黒字を見込む「ヘルスケア」部門だが、中核子会社の売却とともに解体される。優良子会社を手放す苦渋の決断に至ったのは、財務体質の悪化があまりに深刻だからだ。

 自己資本比率は、数字が低いほど、抱える負債の割合が大きいことを示す。一般的に安定的な事業活動には少なくとも10%以上が必要とされるが、東芝はこれを大幅に割り込んでおり、財務体質の改善が急務。主力取引銀行は「しっかりと支える」(幹部)とするが、医療機器子会社売却による数千億円の利益確保が前提だ。

当初、売却益は4000億~5000億円と予想されていたが、これを…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。