【トップは語る】日本医療研究協会 最適な治療を届ける環境づくり

2016.3.10 05:00

 □日本医療研究協会代表理事・川田諭さん(38)

 --医療の課題は

 「患者は大病院志向が強い。風邪をひいたと思われるケースでも総合病院などに行き、長時間待って短時間の診療で終わるなど負担が大きい。本来は、患者の状態により適した医療機関で受診するのが理想だ。地域で診断や治療を行う身近な『かかりつけ医』が交通整理し、高度な治療やセカンドオピニオンが必要と判断してから総合病院などを紹介する流れをこれまで以上に確立する必要がある」

 --協会の取り組みは

 「医師同士が患者の情報を共有できるよう橋渡し役となり、最適な治療を届ける環境づくりを目指している。そのために会員制医療サービスを運営し、診断歴などをかかりつけ医や専門医が共有できる体制をつくった。また、かかりつけ医を育成するため医療機器の手配や不動産、金融の手続きなど開業を一括して支援している。総合病院などから専門医を開業医に派遣して実際に診断や治療をしてもらうこともある」

 --患者のメリットは

 「製薬会社に勤務して多くの医師や患者と交流し、病院や医師を探す苦労の大きさを知った。かかりつけ医や専門医のきめ細かい情報を提供することが重要だ。会員制医療サービスでは日本人の死因の上位を占める消化器がん、心臓疾患、脳疾患の専門医を顧問として迎え、医師のネットワークを活用して最適な情報を基にした診断・治療を提供することを目指す」

 --今後の展開は

 「かかりつけ医の育成に加え、薬剤師の転職支援など医療環境の整備を進めている。病院の企画・設立も手掛けており、医療界全体を支援できるよう地道に機能を強化していくつもりだ」

                   ◇

【プロフィル】川田諭

 かわだ・さとる 立命館大法卒。専門商社での法務実務、大手製薬会社勤務を経て2014年12月より現職。神奈川県出身。

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