ヤマハ発の無人ヘリ、米で農薬散布事業 ブドウ畑の労働風景一変? (1/5ページ)

2016.3.14 06:31

米カリフォルニア州ナパバレーのワイン用ブドウ畑を飛ぶヤマハ発動機の無人ヘリ(同社提供)

米カリフォルニア州ナパバレーのワイン用ブドウ畑を飛ぶヤマハ発動機の無人ヘリ(同社提供)【拡大】

 米サンフランシスコ北部にあるワイン産地、ナパバレーでは、ブドウの木が芽を出す5月ごろから大きなタンクを背負った労働者が畑を歩き害虫駆除を始める。雨が降った翌日は特に丁寧な手入れが必要となるが、山の斜面に造られた畑は滑りやすく、人が農薬を浴びるのを避けるための装備をまとった作業は重労働だ。

 最終許可待ち

 秋にかけて繰り返されるこの風景を今年、ヤマハ発動機が変えるかもしれない。昨年12月、ヤマハの無人ヘリコプターは、全米で初めて連邦航空局(FAA)から農業用散布事業のライセンスを取得した。3月をめどにカリフォルニア州の最終許可が得られれば、今年のブドウのシーズンには労働者でなく、無人ヘリが畑を飛び回る姿を見ることになる。

 無人ヘリの米国進出は、ヤマハに新たな収益源をもたらす可能性がある。ヘリコプタービジネスを3年間統括してきたUMS事業推進部の石岡修部長は、米国には注文を受けて農薬散布作業を行うサービスモデルを持ち込む予定で、5年後には利益率25%、その後は30%を超えるビジネスを確立できるとみている。

 5年前までは二輪車事業が営業利益の8割を稼ぐオートバイメーカーだったヤマハは、新たな収益源となるビジネスの構築を続けている。2015年度は二輪車事業の営業利益に占める割合が26%だったのに対し、マリンは50%となり、さらに無人ヘリコプターを含む特機事業が利益を伸ばしてきている。

既に3社が契約に前向きな姿勢を示しており…

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