三菱重工、豪華客船を完成 相次ぐ火災や設計変更で1年遅れ

2016.3.14 20:17

 三菱重工業は14日、長崎造船所(長崎市)で建造していた豪華客船「アイーダ・プリマ」が完成したと発表した。建造中に火災が相次いだ上に設計変更などがあり巨額の特別損失を計上、当初予定より1年遅れで完成にこぎつけた=写真。

 引き渡し調印式を行った後、アイーダ・プリマは独ハンブルク港に向けて出航した。4月末から欧州各国をめぐる初航海に出る。

 三菱重工は平成23年、米カーニバル傘下のアイーダ・クルーズから大型クルーズ船2隻の建造を受注、受注額は1千億円程度とみられる。1番船のアイーダ・プリマは長さ約300メートル、幅37・6メートルで約12万5千トン。客室数は1643室、乗客数は約3300人と「洋上のホテル」と呼ばれる巨大客船だ。

 一番船の引き渡しは当初、27年3月を予定していた。特別損失は2隻の累計で1866億円に上る。

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