世界の一流ピアニストから「豊かな余韻と重厚な響き」が高い評価を受け、大阪市のザ・シンフォニーホールやオーストラリア・シドニーのオペラハウスなど国内外のホールで使用されている。
CFXは昨秋、ポーランドで開かれた世界最高峰の「第17回ショパン国際ピアノ・コンクール」では“快挙”を成し遂げた。
同コンクールでは、指定されたメーカー4社から出場者が使用するピアノを選ぶ仕組み。ヤマハによると最終審査となる本選では出場者10人のうち5人が使用し、国際コンクールで標準ともいわれた絶対王者、スタインウェイ・アンド・サンズ(米国)製と人気を二分したという。
ヤマハは「ピアニストが人生をかけるコンクールで使われるのはありがたい。選ばれるには安心感が大切で、後発メーカーとしては常にいいものを作る挑戦を続けなければいけない」と語る。