【日本発!起業家の挑戦】日本でスタートアップがますます増える理由(1) (1/5ページ)

2016.3.22 05:00

日本でも起業家が創造性を発揮できる環境へと徐々に変化しつつある(ブルームバーグ)

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 ■クリエーティビティー遮る壁に変化

 「文化の違い」と私たちが呼ぶものの多くは、本当はもっと単純な説明で片付くことだったりする。たとえば、日本で急に起業を目にするようになったのはなぜか。今後10年の間に起業がもっと当たり前になるのはなぜか。これには、合理的な理由がある。

 日本をスタートアップのルネッサンス(復興)に駆り立てている要素を3つ挙げて考えてみたい。創造性、リスク、そして起業プロセスの体系化だ。この3つの状況が今まさに変わりつつある。

 ◆排除しがちな構造

 まず、クリエーティビティー(創造性)だ。世界中で、そして日本国内でもよく聞かれるのが、日本社会はどちらかといえば創造性に欠けるという評価だ。大局的な見方をすれば、この評価はあながち間違っていない。創造的な試みが広く国内で認められる例を見てみると、定番のテーマがいくつかあって、そのテーマの細かい点をほんのちょっといじって変えたものが多い。人気のあるテーマは何度も繰り返される。文字や広告のデザインをとっても、工業デザイン、ビジネスのアイデア、テレビ番組、そして人気のある歌手や楽曲を見てもそうだ。

 日本文化の大勢だけを見て、日本に独創的なものがないと決めつけるのは簡単だ。しかし、それは間違っているのではないだろうか。問題は創造性の欠如ではない。デザインフェスタなどに行けばクリエーティブな人やモノが国内に溢れていることが分かるが、そんな創造的アイデアが広く社会で受け入れられるかどうかの方が問題だ。国内でクリエーティブな活動を認めてもらおうと思っても、一般の消費者にたどり着くまでの道が非常に限られている、そこに注目すべきだ。

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