世界最大級の起業イベント スラッシュ・アジア5月開催 学生主導で運営 (2/5ページ)

2016.3.28 05:00

都内の事務所でディスカッションするスラッシュ・アジアの運営スタッフ。中央がマーケティング担当の斎藤夏美さん

都内の事務所でディスカッションするスラッシュ・アジアの運営スタッフ。中央がマーケティング担当の斎藤夏美さん【拡大】

  • スラッシュ・アジアの会場イメージ図

 夏美さんが夢中になるスラッシュ・アジアは、フィンランドで2008年に発祥した世界最大のスタートアップイベント「SLUSH(スラッシュ)」の起源だ。

 スラッシュ最大の呼び物は、自ら起業して成功した経営者らが新たな事業構想などを発表する「キーノートステージ」と、スタートアップがビジネスプランを競い合う「ピッチコンテスト」。ありがちなシンポジウムや説明会、起業コンテストとは異なり、目的は、テクノロジーやアート、ビジネスなどの融合でイノベーションを生み出し、社会に変革を生み出すことだ。

 会場の演出も大きく異なる。大音響やプロジェクションマッピングがエキサイティングなステージを演出し、熱気を高める。個別ブースでは直接、起業家と投資家による具体的なやり取りや、最新テクノロジーの情報交換が始まる。昨年11月にフィンランドのヘルシンキで開かれたスラッシュには世界100カ国から1万5000人が集まった。フィンランド大統領、エストニア大統領ら各国首脳も顔を並べた。

 その世界最大級のスタートアップイベントを日本で再現させたのが、スラッシュ・アジアだ。ガンホー・オンライン・エンターテイメントを創業した孫泰蔵氏らの呼び掛けで、昨年4月、都内で初開催され3200人が参加した。2回目の今回は、会場選び、スピーカーへの登壇依頼、「パートナー」と呼ぶ協賛企業集め、財務、マーケティングなどの管理全てが学生主導だ。夏美さんは「前回はボリュームゼロ、という感じ」と話す。

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