九州新幹線長崎ルート “暫定”のリレー方式にフル規格待望論 (4/5ページ)

2016.4.3 07:15

九州新幹線長崎ルートをめぐる動き

九州新幹線長崎ルートをめぐる動き【拡大】

 FGTは霧の中

 今回の合意は、多くの問題を先送りした。

 並行在来線の無償譲渡によるJR九州の収入減を、どうするかは今後の協議とした。

 何より、開発のメドが立たないFGTの導入が不透明だ。文書は「(開業時の)平成34年度に先行車を導入する場合には活用する」との表現にとどめており、量産化の時期などは盛り込めなかった。

 FGTの効果を疑問視する声は根強い。

 博多-長崎間は現行1時間48分▽リレー方式1時間26分▽FGT1時間20分だ。リレー方式とほとんど差がない。JR西日本はFGTの山陽新幹線乗り入れに否定的だ。

 一方、暫定開業に合わせて新たに投入する新幹線は、FGTの開発が進めば不要となりかねない。

地元、特に長崎県ではFGTを見限り、全線フル規格待望論が強まる…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。