【講師のホンネ】薬剤師はセカンドオピニオンになる 吉田聡 (1/2ページ)

2016.3.30 05:00

 私は日頃から、「薬局では、健康相談をしてみましょう!」と、世の中に発信しています。10人中9人の方は、「え? 薬剤師に相談してもいいの?」とおっしゃいます。実は、薬剤師は、医師とは違った視点を持っているため、セカンドオピニオンにもなるのです。セカンドオピニオンとは、より良い決断をするために、当事者以外の専門的な知識を持った第三者に求める意見のことです。実際に、ある薬剤師がセカンドオピニオンとして機能した一例をご紹介します。

 83歳の浩平さんは、認知症で病院に通っています。ある日のこと、娘の夕希子さんが普段と違って浮かない表情で薬局にきました。

 「ちょっと相談しても良いですか?」

 『どうしました?』

 「うちのお父さん、認知症の薬の量が増えたんです。最近は、夜中に大声を出したり、歩き回ったりして大変なのです。すると、先生は認知症の悪化だろうって。この前も、睡眠薬が増えたばかりなのに…。こんなに薬を飲んで大丈夫ですか?」

 『ちなみに、夜中の大声や深夜の徘徊(はいかい)は、いつ頃からでしたか?』

 「2週間ほど前からです」

 これを聞いた薬剤師は、疑義照会の電話を医師にしました。疑義照会とは、薬剤師の疑問を医師に問い合わせることです。

 「2週間前から睡眠薬が増えたと伺いました。もしかすると睡眠薬の副作用による症状ではないですか?」

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