トヨタが米MSと組む 合弁会社で自動車のビッグデータ活用へ

2016.4.4 23:30

 トヨタ自動車は4日、米マイクロソフト(MS)と共同で、新会社「トヨタ・コネクティッド」を米テキサス州に1月に設立したと発表した。車両の位置情報などのビッグデータを集約・解析し、商品やサービスの開発に活用する狙いがある。

 新会社はトヨタのIT子会社のトヨタメディアサービスとマイクロソフトの合弁会社。資本金は約550万ドルで、うち95%をトヨタ側が出資する。

 トヨタは米国で2017年以降のモデルから車載通信機の搭載率を高める方針。新会社は、通信機から得られた車両の位置や速度などさまざまなビッグデータを集約するセンターを運用するとともに、ビッグデータの研究や活用を行う。

 具体的には、走行中の多数の車から把握した道路・交通情報や、運転者の習慣を分析して必要と思われる情報を提供する。距離や運転の仕方を把握することで自動車保険会社が保険料を割引することなども想定している。

 トヨタは、競争が激しくなっている自動運転車に欠かせない人工知能の研究開発を行う会社も米国に設立しており、新会社とも連携させ、開発力を高める。

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