韓国のサムスン電子が7日発表した2016年1~3月期連結決算(暫定集計)によると、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比で10・4%増の約6兆6千億ウォン(約6300億円)、売上高は4・0%増の約49兆ウォンだった。
聯合ニュースによると、2月に発表した新型スマートフォン「ギャラクシー」の「S7」と「S7エッジ」の販売が好調だったと指摘。為替相場がウォン安ドル高に振れたことも輸出に好影響を与えたとしている。
市場予想では、営業利益は5兆ウォン台にとどまっていたが、これを大きく上回った。サムスンの15年12月期の通期実績は、スマホ事業が低迷する一方、半導体事業が業績を支える形で営業利益が前期比5・5%増だった。
部門別の実績は4月末の確定値発表の際に示される。(共同)