【トップの素顔】小仲正久 日本香堂ホールディングス会長兼CEO(6) (2/3ページ)

2016.4.12 05:00

慶應義塾中等部、慶應高校、慶應大学まで一緒だった北川正人氏(右)と=昭和30年代、中央

慶應義塾中等部、慶應高校、慶應大学まで一緒だった北川正人氏(右)と=昭和30年代、中央【拡大】

 ◆驚いたジープ通学

 中等部の校風は自由闊達(かったつ)。中等部部長(校長)は文学部教授の今宮新氏。ナンバー2の主事は池田彌三郎氏。銀座の天ぷら店「天金」のご子息でした。2人ともモダンで授業は華やか。すべてが人生哲学的でした。池田氏は江戸文学から芸者のことまで講義していました。漢文は村松暎氏で、雑談ばかり。音楽担当の芥川也寸志氏から音楽の話はほとんど聞いたことがなく、軍隊の話をしていました。

 いたずら盛りで、校舎の壁を剥がして投げ合いなんかしていました。すると池田先生が教室の窓を飛び超え、吹っ飛んできて、「お前ら何しているんだ!」って。大騒動。親が呼ばれて、丁重に謝罪しました。

 同級生で今も付き合っているのは北川正人さん。彼は父親がアメリカで仕事をしていた関係で、日米の二重国籍。私たちは田町駅でボロボロの電車を降りて、歩いて校門に入るけど、北川さんは運転士付きのジープで乗り付ける。心底、驚きました。

 北川さんとは慶應高校、慶應大学、ボート部まで一緒。彼の結婚式の司会は私が務めましたが、これがびっくり。新婦が加賀藩主前田家の直系で、現在は鎌倉文学館となった旧前田侯爵家鎌倉別邸に住んでいたらしく、新婦の来賓はそうそうたる顔ぶれ。厳かな式場の中で司会者が一番浮いていたと思います。北川さんは千代田化工建設の社長、相談役を務めました。国内外に幅広いネットワークがあり、いまも有楽町に事務所を持って友人間の異業種交流会を楽しんでおられます。

 父、正規は私の記憶の中に時折、強烈な印象を残すのですが、中等部のときも、私の友人10人くらいを引き連れて、銀座・三原橋にあったキャバレー、美松に遊びにいったことがありました。いまならPTAが大騒ぎだろうけど、友人らは「小仲のおやじさんとキャバレーに行ったな」と喜んでいました。

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