「大豆ミート」利用じわり 健康志向、訪日客対応も (1/2ページ)

2016.4.15 05:00

マイセンファインフードが手掛ける、大豆と玄米を原料にした「ベジフィレ」(左)と「ベジミンチ」

マイセンファインフードが手掛ける、大豆と玄米を原料にした「ベジフィレ」(左)と「ベジミンチ」【拡大】

 大豆を原料に使って食感や形を肉に似せた加工食品「大豆ミート」の利用がじわりと広がっている。健康志向の人に人気があり、2020年の東京五輪・パラリンピックを控えて、ベジタリアン(菜食主義者)に対応した食材としても注目される。海外展開を視野に生産を本格化させる企業も出ている。

 「肉だと思った。見た目もそっくり」。肉や魚介類、卵といった動物性食材を使わない料理の店「T’sレストラン」(東京・自由が丘)。初めて訪れた20代の男性は、大豆ミートの唐揚げを酸味のあるソースであえた料理を食べて、驚きの声を上げた。

 メニューには春巻きやハンバーグなど肉料理の名前も多く並ぶが、使っているのはいずれも大豆ミートだ。30代の女性客も「大豆の臭みがなくて食べやすい」と満足そうだった。

 オーナーの下川祠左都さんは「単に動物性食材を使わないだけでなく、味も追求している。肉が好きな人も含め、さまざまな方に食べて喜んでいただきたい」と話す。

 大豆ミートにはブロックやミンチなどさまざまな形状があり、乾燥や冷凍した状態で流通しているほか、総菜にも使われている。

 ベジタリアン向け食品を販売する「かるなぁ」(名古屋市)では、大豆ミートは主力商品の一つ。10種類以上を扱い、売り上げ全体の約3割を占める。「食材に使いたい」といった飲食店からの問い合わせも増えているという。

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