電機各社も乗り遅れまいと、レコードプレーヤーの新機種を投入する。パナソニックは6月24日に音響機器ブランド「テクニクス」のターンテーブル「SL-1200GAE」(税別33万円)を発売する。世界1200台の限定生産で、日本では300台を販売する。昭和47年発売の「SL-1200」シリーズは、市場縮小で平成22年に生産を終了したが、「嘆願書が出されるなど復活を望む声が高かった」(小川理子役員)という。
ソニーも今月16日、世界で初めてアナログレコードを、高音質にデジタル処理された「ハイレゾリューション」の音でパソコンに録音、保存可能なターンテーブル「PS-HX500」(税別6万1千円)を発売する。新機種の発売は8年ぶり。広報担当は「自宅で聴いていたレコードを外出先でも楽しめる」とPRしている。