「5時退社」子育て社員いきいき ランクアップ、10年連続売り上げ増

2016.4.19 05:00

ランクアップの岩崎社長(後列中央)。同社では育児女性の活躍が目立つ=東京都中央区

ランクアップの岩崎社長(後列中央)。同社では育児女性の活躍が目立つ=東京都中央区【拡大】

 ■健康経営

 「5時に帰る」を徹底し、10年連続売り上げ増という化粧品会社ランクアップ(東京都中央区)が話題を呼んでいる。経営者は長時間労働だった前の職場での反省から、「働きやすさ」の環境整備を追究し、子育て社員によるヒットも生み出した。

 ランクアップの岩崎裕美子社長は、広告代理店の幹部社員として働いていたとき、大量の社員が辞めていく実態を見て「残業がなく、産後も働ける会社をつくろう」と創業を決意した。仕事中心の不規則な生活で肌荒れに悩んでいたこともあり、2005年、未経験の化粧品業界に飛び込んだ。

 ランクアップは95%以上が女性で、2人に1人がワーキングマザー。岩崎社長は「ハードワークでは一時的に売り上げは上がっても継続できない」と考え、社員が働きやすい環境づくりに力を入れている。

 夜は子育てや趣味に充てるため、午後5時の退社(定時は5時半)を推進。基本的に残業はない。年5日間のリフレッシュ休暇を義務づけ、時間休も2時間から取得可能だ。子供が病時のベビーシッターは自己負担額1日300円で会社が用意する。

 「働く女性の運動不足解消と健康維持」との目的で、毎月2回は就業時間に講師を招いて全社員対象のヨガ教室を実施。スポーツクラブ代も2万円まで会社負担だ。社内にはジョギングやダンスの部活動もある。岩崎社長は「残業続きで新たな発想は生まれない」と話す。

 社員がいきいきと働ける環境を整えたことが、新たな製品開発や効率化による業績向上という、好循環を生み出している。

 元大手化粧品メーカーの販売担当からランクアップに転職した製品開発部の佐々木美絵さん。2児の母となり、「子育て中は洗顔する時間も惜しい」と気づき、「洗い流さない洗顔」や「超時短ファンデーション」を発案。それぞれ発売初年度で17万5000個、15万個を売り上げるなど好調だ。

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