ソニー寡占化、競合社懸念 財団持ち分取得 欧州委に介入要請

2016.4.22 07:22

 ソニーが故マイケル・ジャクソン氏の遺産を管理する財団から折半出資の音楽出版会社ソニー/ATVミュージックパブリッシングの未保有分の買収合意をめぐり、競合企業が欧州規制当局に介入を要請していると関係者が明らかにした。

 それによると、ワーナー・ミュージック・グループと独立系レコード会社の団体は欧州連合(EU)の行政執行機関の欧州委員会に対し、ソニーが7億5000万ドル(約823億円)で持ち分を買い取ることで、価格設定と契約面で過大な影響力を得ると主張する。ベルテルスマン傘下のBMGライツ・マネジメントは欧州委に同様に申し立てるかを検討中と別の関係者が述べた。独立系レコード会社を代表するロビー団体のインパラは欧州委に対し、今回の取引について阻止もしくは、2012年のソニーとユニバーサルによるEMIグループ買収と同様に一部アーティストの世界的版権売却の強制を求める意向。

 ソニー/ATVはビートルズやテイラー・スウィフト、ローリング・ストーンズなどのアーティストの版権を管理する。競合他社は、音楽出版ビジネスで既に最大手のソニーが、音楽ストリーミングサービス会社とのライセンス契約交渉でより大きな影響力を持つことを懸念する。(ブルームバーグ Kristen Schweizer)

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