社内コミュニケーションの向上や優秀な人材確保に向けて、注目度が増しているオフィスイノベーション。しかし、その導入にはコストや時間がかかるため、思い切った改革に踏み込めない企業も少なくない。そんな課題を解決し、居心地の良さと働きやすさ、そして導入のしやすさまで兼ね備えた、豊かなオフィスづくりを提案しているのがコクヨだ。多くの企業が簡単・リーズナブルに導入できる商品の提供を通じて、“豊かなオフィスの民主化”を推進する。
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■“豊かなオフィスの民主化”
「住空間やカフェなどは時代の流れとともに大きく変化してきているが、オフィス空間は進化から取り残されている」
同社ファニチャー事業本部ワークスタイル研究所の若原強所長は、オフィスの現状をこう説明する。「インターネットやスマートフォンなどの発達によって、自宅やカフェなどオフィス以外の豊かな空間を選んで働く若者が増えてきた。そういう人たちは、従来の人工的・画一的で味気ないオフィス空間に対し違和感を覚えはじめているのでは」と若原所長は見ている。