東芝、脆弱な財務体質 “負の遺産”解消も綱渡り経営は避けられず (2/2ページ)

2016.4.27 06:35

2015年度業績予想の修正記者会見で説明を行い席に戻る室町正志代表執行役社長=26日午後、東京都港区・東芝本社ビル(納冨康撮影)

2015年度業績予想の修正記者会見で説明を行い席に戻る室町正志代表執行役社長=26日午後、東京都港区・東芝本社ビル(納冨康撮影)【拡大】

 富士通、VAIOとのパソコン事業の統合交渉は、生産拠点の集約や出資比率などをめぐって折り合いがつかず、白紙に。「まだまだ粘り強く、さまざまな選択肢を検討している」(室町社長)といい、海外大手への事業売却なども模索するが、うまくいかなければ、構造改革が滞ることになる。

 WHの資産評価の見直しによる減損処理で、本業のもうけを示す営業損益の赤字幅は6900億円にまで膨らむ。

 室町社長は「原子力事業は粛々と計画どおりに進んでいる。前向きに進めたい」と自信を見せるが、もう一つの柱となる半導体事業は、韓国サムスン電子などライバルとの競争が激化するなど楽観はできない状況だ。

 自らの進退の決定について、室町社長は「指名委員会に全てお預けしている」としながら、「連休明けが一つのめどだ」とし、5月12日に予定している2016年3月期連結決算会見までに明らかにする考えを示した。新体制になっても、綱渡りの経営は避けられそうにない。(宇野貴文)

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