東芝の3月期営業赤字は7191億円 事業会社として過去最大

2016.5.12 15:50

 経営再建中の東芝が12日発表した2016年3月期連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が7191億円の赤字(前期は1884億円の黒字)に転落した。赤字額は、金融機関を除く事業会社では過去最大。米原発子会社の事業、資産の価値を引き下げる減損処理や家電事業の不振が響いた。

 今期(17年3月期)連結業績は営業損益が1200億円の黒字、最終損益も1千億円の黒字への転換を見込んだ。ただ、収益の柱に据える半導体事業は販売価格の変動が大きく、先行きは不透明だ。

 16年3月期の最終損益は、東芝として過去最悪の4832億円の赤字で、赤字は2年連続。米原発子会社「ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)」の減損処理で2600億円の損失を計上。中国企業への売却を決めた「白物家電」を含む家電事業は1505億円の赤字となった。

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