《質問は焦点の経営責任へと移る》
--経営陣の進退についてどう考えているか。また今後、問題のある16車種の販売はどうするか
鈴木修会長 「燃費については再確認しまして、カタログ値の発表とまず間違いないということですので、お客さまにご迷惑をおかけするということはございません。私どもとしては販売は続けさせていただきます」
「経営の責任については、一般的にはまず改善が第一。それをやった上での考え方をどうするかということ。現時点ではコメントを差し控えさせていただく」
--そのあとの進退は
「近い将来とか遠い将来ということになるので、前提条件をいれてのことについてはコメントいたしません」
「間違った測定方法をとってしまったことについては、適法な『惰行法』によって数値を集めたところ、ほとんど間違いはなかったので販売を続けさせていただく」
--販売への影響をどうみるか
「燃費のことが問題だが、(実測値と)一致したということで、自信をもって販売いただくということでいいと思う」
《鈴木会長は長い眉毛をしばたたかせ、普段と変わらない淡々とした口調で質問に答える。独特の口調に、自動車業界の担当記者から笑い声が上がる場面もあった》